ブラジル×ドイツのハーフと結婚した日本人が思うクォーターの子育てとライフスタイル!

ブラジルとドイツ、そして日本のクォーターの子供を持つ日本人母からの寄稿記事です。

ハーフと結婚する日本人の方は必見です!

自身と子どものプロフィール

自身と旦那(ハーフ)

私は純日本人で、14歳の時にブラジル人教会で知り合ったブラジル人の彼と、20歳の時に結婚しました。

彼の父親は日本人の両親を持つブラジル国籍の人で、母親はドイツとブラジルのハーフです。

よって私の子供たち3人はブラジルと日本のクォーターになります。

クォーターの子供たち

1人目の子供は2歳半で、2人目は1歳半、3人目はただ今妊娠中です。

私が日本人のため、私の戸籍に入っている子供たちの国籍は日本人となっておりますが、ある時期に達した時にどちらの国籍にするか一方を決めることができます。

クォーターの子育てで大変なこと

教える言語について

子供たちが生まれてから、成長の末一番最初に考えることは、「どちらの言語を覚えさせるか」ということです。

私たちの子供は日本語をメインに覚えています。

というのは、私は多少ポルトガル語を理解できるのですが旦那が両言語問題なく話すことができるので、私がより話せる日本語をメインで会話をしているというのが理由の1つです。

もう1つの理由としては、もちろん日本在住が前提なので、彼らが保育園や学校など社会に出た時に最も話せなければならない言語が日本語だからです。

小さい頃は2言語一緒に覚えさせることも可能なので中にはそういったやり方で両言語教える家庭もありますが、私と旦那は敢えて今は子供たちに日本語のみメインで教えています。

両言語無理に覚えさせようとすると、子供がある程度覚えていく過程で、その2つの言語の中で混乱してしまう時期があるそうです。

これは私の旦那が経験しております。

言語が増えると子供が混乱する

主人はブラジルで産まれ育ち、小学校高学年で急遽日本に住み始めたので、日本語は0からのスタートでした。

とてつもない努力によって日本語を身につけたのですが、頭の中でポルトガル語の意味と日本語の意味が混乱する時がよくあったそうです。

今ではどちらも一瞬で変換できるくらい自然に切り替えられますが、それは簡単ではありません。

旦那もポルトガル語という1つのベースになる言語を既に身につけていたからこそ、記憶にない程の幼少期でなくても日本語を覚えることが可能でした。

それらのことから、両言語覚えることによって、どちらも中途半端になってしまうという点を懸念しました。

日本に住んでいる中で完璧なポルトガル語を身につけることは難しいですし、1つの言語がきちんと確立していないので日本語も中途半端になります。逆でも同じです。

どちらか1つの言語が確立していて意味がわかるからこそ片方の言語の意味も理解できます。

そのため、漢字や日本語だけではなく、アルファベット等の文字がかけない子も知り合いの子供にいました。

これらの理由を考慮して、最初に日本語をしっかりと覚えさせてから、後にポルトガル語を教えるというやり方を考えています。

それもあってか、両言語を覚えさせている子供達のいとこよりも私達の子供は言葉の上達が早く、会話もしっかりできています。

クォーターの子供の名前

そして、私達の子供の名前についてです。

私は結婚した時に旦那のブラジルの苗字は引き継ぎませんでした。

なので苗字は一般の日本人と変わりません。子供達も同様です。

下の名前についてですが、国際結婚であっても日本の名前だけではなくブラジルの名前も付ける人もいますが、学校や正式な書類で長い名前を書くのが大変になることを嫌がるブラジル人がうちの旦那も含めて結構多いので、子供達にはブラジルの名前はつけませんでした。

日本人の私からすると、外国の名前は憧れるのでつけたかったのですが、旦那の要望を聞き入れました。

文化の違いへの対応

そして大変だったことは、国際結婚による義理の両親との会話、文化の違いです。

幸い、旦那の両親は日本に在住しており、片言でも普通に会話が成り立つくらい話せるので一緒にいる空間も苦痛ではないのですが、時々真剣な話や大事な話、詳しく伝えたい話などには苦戦することがあります。

私は多少ポルトガル語を話すことはできるので、翻訳アプリや辞書などを使い時間をかけて会話しているような状況です。子供達が大きくなれば本格的にポルトガル語の勉強をして、彼の両親とスムーズに会話できたらなと思っています。

文化の違い

あとは、文化の違いですが、私の場合はクリスチャンになり教会で旦那と知り合ったので、キリスト教の考え方の部分では困ったことはありません。

色々アドバイスや忠告はされますし、教会関係で私達が子供達に対してまだやってないことがあった時に、勝手に義母がやろうとしたりなどのことはありますが大して問題ではありません。

というよりは食事の面や服装、誕生日会などのイベントで苦労した部分が多いです。

食事の面で気をつかう

食事の面に関しては、日本のように味付けや離乳食の進め方が全然違うのです。

ブラジル人の子供は早い時期からフルーツや甘い物をもらっていたり、ブラジルの食事で有名な豆料理も汁をあげたりします。

この豆料理、大人にとっても強かったりするのですがブラジルでは早くから普通にあげます。

なので甘い物を子供達にあげたがったりなど、断るのに勇気がいりました。

服装にも気をつかう

服装は、日本では文化的に気にしないものでも、男の子に着せるものと女の子に着せるもの、これにすごく拘られます。

特に男の子には背中があいた服や女の子っぽいものを着せると嫌がられます。

あとは子供達の誕生日に対してすごい拘ることです。

ブラジル人は自分の子供の誕生日会をパーティー並みに盛大に開いたり人を沢山呼んだり飾りにも拘るので、盛大にやるのはいいのですがたとえ金欠でも盛大にやるために物を揃えたがったりするので困る時があります。

クォーターの子育てでよかったこと

旦那の両親に関して

彼の両親に関して逆に良かったのは、これもブラジルの文化なのか本当の娘のように接してくれるので、私も実の母や父のように想い、嫌なことも愛情表現も気軽に言ったりしたりできるのです。

それは日本の中ではあまりないのではないかと思います。

だからそんな家族愛に恵まれたのも含め、クォーターの子育てができてよかったです。

やっぱり可愛い子に恵まれたこと!

あとは、クォーターであってもなくてもですが、可愛い子供に恵まれたことです。

日本人の友達以外のブラジル人の子供や外国の友人と接する機会が小さいうちから自分も含め子供達にもあることはいいことだなと思います。

クォーターの子を持つハーフへ

いろんな文化に触れられる素晴らしさ

ママが日本人の場合、パパが日本人の場合色々あると思いますが、日本だけでなく色々な多文化と触れ合えたりとすごくいい環境であるなと私は思います。

私の子供はまだ小さいのですが、学校に行き始めてから容姿に関してや色々日本だと珍しい部分において、子供や私達親が大変な面に直面することももちろんあるでしょうが、最近は日本でも外国人や外国人の子供が増え、学校や職場でも通いやすい環境が整ってきているので、私たちは恵まれているなと思います。

外国人が珍しい時代は終わった

私の旦那が日本に来たばかりの頃はまだ全然外国人が少なくて珍しく思われる時代でした。

からかわれたりしたこともあったそうですし、指導してくれた先生はスペイン語と英語が話せる先生だったので、なんとかポルトガル語を話せる旦那はその先生と日本語を覚えるところから始まり、2年間で、小学6年分の漢字を一気に覚えたそうです。

今では読み書きはもちろん、別でクラスが設けられていたり教師も派遣されていてその頃とは全然違うでしょう。

日本の文化だけじゃなく、相手の国の文化にも触れることもできるので、私は国際結婚でよかったなと思うし、子供も日本の国籍だけじゃなくクォーターでよかったなともちろん思います。

大変なことや文化の違いもありますが、マイナス面だけじゃなくそれがプラスとしていいことも沢山あるかと思います。

お互い頑張りましょうね。

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