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日本の芸能界には「ハーフタレント」という枠がある。
ハーフであることを1番のアイデンティティとしてタレント活動を行うという不思議なカテゴリだが、昔からハーフタレントさんたちには人気のある方が多い。
こうした様子を見ると日本はまだまだ欧米に対して憧れがあって、それがハーフの芸能人をチヤホヤしたり逆に弄ったりする態度に表れているのだろうなと推察する。
それはともかくとして、私もハーフを「いいなあ」と思うときはある。
そう思うには様々な理由があるので順に説明していきたい。
目次
私がハーフに対して羨ましく思う理由
容姿が綺麗なハーフが羨ましく思える
私が同じ女性のハーフを羨ましく思うのは、何よりもまずはその容姿だ。
日本とは別の国の血が流れたエキゾチックな顔、手足が長く頭が小さい、まるでフィギュアのようなプロポーション。
欧米系ハーフだと歳をとってから太ったり老け込んだりと日本人よりも容姿の衰退が激しいが、10代・20代の頃はとにかくハーフの子たちの容姿は羨ましかった。
語学力の高さが羨ましい
ハーフを羨ましく思うことの2番目は語学力だ。
ご家庭の教育方針による部分もあるが、母親の方の母語と父親の方の母語両方学べているしっかりした人たちが羨ましい。
留学なんかしなくてもいい環境が家庭に用意されているという恵まれた境遇。
スピーチコンテストに行って優勝がハーフの生徒でしたと聞かされたとき、外資企業の面接で採用されたのがハーフの候補者だったとき、ご本人たちはご本人たちの努力をされたのだとは思うが、それでもフェアではないように感じてしまう。
スタートラインが違うのだから納得ができない。けれどもハーフが羨ましい。
広い視野も羨ましく思ってしまいます
父親の国にいても母親の国にいても、ハーフは「半分外国人」という現実が常につきまとう。
けれどもそんな中で周りに適応するため、どちらの国の価値観も身につけて使い分けている人を何人も見た。どちらの国の価値観も身につけていること…それは「ひとつの国の価値観にとらわれない」ということで、グローバルというか広い視野という武器なのだ。
もちろんそこまでに到達する過程で苦労はしたのだろうなと思うが、やはり羨ましいことである。
海外に行く機会が多い
海外の友人ができる金銭的な余裕があれば、国際結婚をした一家は里帰りと言う名の海外旅行の回数がなかなか多いだろう。
そして観光スポットを慌ただしく巡る日本人の観光とは違い、中期的に…1週間から1ヶ月ぐらい同じところ(親の実家など)に滞在し、暮らすように過ごす。
このため、海外のライフスタイルを理解することができ、現地の身近な同年代の人とも友達になりやすいだろう。
ハーフが持つ広い世界や広い価値観が羨ましい。
初対面のときハーフということで興味を持ってもらえる
私は人見知りで自己紹介することも苦手だ。
けれどハーフらしい見た目のハーフならば登場しただけで周りと違った雰囲気で存在感を放ち、そこにいる人たちは興味を持って色々と話しかけに行くことだろう。
自分のことを知りたいと言う人がその場にたくさんいるのは疲れるかもしれないしうんざりもしているかもしれない。
けれども他人に興味を持ってもらえるということは社会生活においては大きなアドバンテージになるはずである。
上記に述べた通り、ハーフを「羨ましい」と感じてる要素も様々であれば、彼ら・彼女ら側の事情を考えてみると、それら「羨ましがられるところ」の獲得経緯もやはり異なる。
ハーフの羨ましさをまとめてみた
容姿や語学力は生まれ持ったものや育った環境のおかげだが、広い視野や海外に行く機会が多い・海外に友人ができるは自分自身が置かれた環境の中でうまく生きて行くために努力して身につけたもの。
初対面のときにハーフということで興味を持ってもらえるは容姿や語学力と同じく持って生まれたステイタスだ。
しかしスタートラインとしてはいいがハーフに対する思い込みや偏見との戦い、面倒臭い人間関係が待っているかもしれない。
ハーフは、なんとなくカッコいい、なんとなく羨望を浴びる対象になっているし、その美しい容姿や語学力や海外の人脈など私が羨ましく感じる要素をいくつも持っている。
けれども別の角度から眺めてみれば、ハーフも色々と乗り越えるものがあるのだ。
ハーフは努力をしていると思います
プロポーションを保つために努力をしていても、両親の国の言語を必死で学んでも「ハーフだからいいよね」と言われ、父の国でも母の国でも「半分外国人」と見られる。
父または母の実家への里帰りにはかなりの時間を取られるし、初対面の場ではハーフという肩書きだけに惹かれる人がやってくる。
その人達は上っ面だけの興味だったりおかしな思い込みがある相手かも知れない。
私が一番羨ましいというか尊敬の念を抱くのは、こうした「ハーフならではの大変なこと」に立ち向かったり何でもないことと考えているハーフの方だ。
置かれた環境で花を咲かせるために心を磨いて、強くしているハーフの方達は外見も中身も美しい。
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