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50人に1人がハーフと言われている時代でさえ、同じ悩みを共有できる人が少ないと感じてしまうハーフが、たくさんいます。
目次
同じ境遇が少ない!
昔はハーフが少なかった
10年〜20年前までは特に、ハーフは学校に1人や職場に1人しかいない存在であり、特有の悩みを共有できる相手はごくわずかでした。
そのため、かなりの確率で珍しがられていたことでしょう。
そして親でさえ純粋なので、理解してもらえることが困難であり悩みを打ち明けられないでいた人も少なくないはずです。
海外の人も少なかった
ハーフが少ないことに加えて、海外の人が少なかったのもまた悩みを生む1つでした。
アジア系同士ハーフではない場合は見た目が、海外に寄っています。
そのため、自分の中では日本人だと思っていたにしても「外国人」という呼び方で話かけられ、それが悩みにつながるケースも多いです。
少数だからされるいじめ
「外国人」が珍しいからという理由でいじりのようないじめが発生しているのも事実。
純粋な人からしたら、これはいじりでもなんでもなく、特になにかの意味をもって使っているワードではないというのは重々わかります。
ですが、「外国人」というワードに対して敏感なハーフは想像以上に多く悩んでいる人がいることを知ってもらいたいです。
アイデンティティについて考えてしまう悩み
「自分ってなんだろう?」
ハーフにはこのようにして自分が誰なのか。どこの人なのかについて深く考え悩んでしまう機会が日本人の人よりも多い気がします。
自分の中身が悩みの種になってしまうことは精神的にも辛いはずです。
自分は周りとは違うと感じてしまう
自分がなんであるのかを悩んだあとにくるのは、自分は周りとは違うんだ。という悩みです。
「外国人って言われるけど、生まれも育ちも日本で日本国籍をもっている。なんで外国人なの?自分の国ってどこ?」
多くのハーフはこのような悩みを感じてしまい、自分は周りとは違うんだ。という感覚に陥ってしまうようです。
自分の国の選択を迫られる悩み
ハーフは2つの国から形成されていて、それを誇りに思っている場合が多いですが自分がどっちの国の人であるのかを迫られることがあります。
国籍を選ぶ際もそうです。
なぜどちらか1つにしなければいけないのか。
さまざまな手続きの話が裏にあるんだと思いますが、そんなことは関係ないんじゃ?と悩みをもってしまう人もいます。
ちょっぴり面白い国を選ぶ悩み
心にくる悩みを多く書いているので、ちょっぴり面白い悩みも。
国籍を選ぶ以外にも国を選ばないといけない悩みがあります。
それはスポーツで国が対抗して戦う場合の応援です。
スポーツで国を選ぶという悩み
自分の国がそれぞれ別の国と戦っている場合はそれぞれを応援するのがハーフの応援の仕方だと思いますが、悩むのは自分の国同士が戦う場合。
この場合は、勝ちそうな方を応援する。や、どっちも応援して勝ったほうで喜ぶ。
など悩みではあるけれど、どちらにせよいい気分になるという些細な悩みもあるようです。
ハーフ”なのに”ね。と言われる悩み
ハーフはハーフタレントが世間一般に強い印象を与えていることから、ハーフ=かっこいい、かわいいという印象を持たれていることがあります。
これが原因で、周りからハーフ”なのに”かわいくない。かっこよくないと言われる悩みがあります。
それぞれに個性があり、全員に突出したところがあるのに容姿で劣等感を感じさせられる悩みがかなりきついはずです。
体臭に関しての悩みもある?
海外の人から独特の匂いを感じたことがある方は多いと思いますが、それはハーフにとっても悩みの種となることがあります。
独特な匂いを無理だと感じてしまう日本人も多いことから、「くさい」と言われてしまいひどく傷ついた経験をした人も中にはいるはず。
体臭の悩みは多くのハーフが抱える悩みの1つでもあるので、変に悩みすぎることはないのかもしれません。それが自分の個性なのですから。
最近のハーフ
最近では、周りに複数人いるような環境が多くなってきています。
しかし、やはり特有であるため悩みを共有できる人は限られているのが現状です。
そして特に一人っ子である場合は、兄弟や姉妹といったように、同じ境遇の仲間がそばにいないため多くの悩みを抱えたまま生活している場合も事実としてあるんです。
今では、SNSの発達により自分と同じ境遇の仲間をネット上で見るけることも可能ですが、若いうちはスマートフォンを使うことがまだ親から許されていないなどで、SNSで気持ちを共有することもできないでいる場合がかなり多いはずだと思います。
悩みを相談してみる
血の繋がった家族に自分の悩みを打ち明けるのはなかなか難しいことです。
ですが悩みを声に出して打ち明けてみることは、気持ちを楽にする最大の特効薬であると言われています。
自分がハーフであるならば、勇気を出して話してみると少しはすっきりするはずです。
そして、ハーフの周りにいる方へ。
自分の周りにハーフがいるならば、真摯になってその話を聞いていただき、さまざまな背景を持った人がいるということをぜひ理解し、よき相談相手になっていただければ。と思います。
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