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近年ではハーフタレントやモデルなどのブームもあり、「ハーフ=格好良い(かわいい)」などの図式を想像される方が多い事と思います。
勿論彼(彼女)らは、日本人には無いスレンダーなスタイルや掘りの深い顔立ちを持ち、人の目を惹くには十分すぎるほどの物を持っていると思います。
ですが、私の様に「全く周囲からハーフだと認識されない」というタイプのハーフも大勢おり、近年のハーフタレントブームによって多くの方が同様の悩みを持っているのではないでしょうか。
目次
ハーフってどういう存在なの?
「ハーフ=ヨーロッパ系」!?メディアに植え付けられた国籍のイメージ
まず「ハーフ」という意味ですが、異なる国籍の両親を持つ子供に対して使われるのが正しく極端に言うと「日本人と韓国人のハーフ」だって存在するわけです。
ですが、多くの方は「ハーフ」と聞くと主にヨーロッパ系のルックスを想像される方が多く生い立ちのや家庭の話をした際には「あれ?お前ハーフなの?」というようなリアクションをされるのが本当に疲れます…。
アジア系なハーフだと…
私の場合は父が日本人。母がマレーシアという両親共にアジア圏内のハーフになるのですが、あまり母も掘りの深い顔立ちでは無く私に至っては、説明しない限りハーフだと思われた事など一度もありません。
フィリピン系のハーフの方々はスレンダーな体系や綺麗な顔立ちをしている場合が多いのに、なんだか損をしている気分になってしまいます(笑)
また人種差別的な話になるのであまり一般的には聞きませんが、世界的に考えた時に一番優遇されるのは白人系の人種です。
いくら日本の電化製品や車が優れているとは言え、やはり世界は彼らを中心に回っていると感じる事が多々あります。
某日本人歌手がフランス旅行中に差別を受けた話や、アジア系の旅行者はカモのターゲットにされやすい傾向があるなど全てにおいて「白人>アジア人」という図式が成り立っています。
裏を返せば、それだけ白人系やハーフ系に対する憧れも多くなる訳ですが…「ハーフ」という言葉に対するイメージだけが強く先行して「アジア系のハーフはハーフに非ず」という風潮すら感じてしまいます。
「ハーフ=外国語に堪能」は明らかに間違い
私がハーフであるという話をすると、その後に受ける質問はほぼ決まって「じゃあ日本語以外も話せるんだ?」というような内容になってきます。
ただ、正直に言ってしまえば「学校で習う英語以上の言葉は全く話せません。」
私は今まで旅行以外で日本から出た事は一度も無く、親と話す時も日本語以外で話す事はありません。
親戚に合う文化はすべての国で同じではない
また東南アジア系の親戚を持つ人なら分かるかと思いますが、彼らがわざわざ日本の親戚に会いに来るでしょうか?
あまり向こうの国ではそういう習慣が無いせいか、物心付いてから母方の親戚に会った事も一度たりともありません。
というか、向こうの国で暮らしていた事があるという経験があれば別ですが、そうで無い限りは日本語以外の言葉は使う機会など無いのではと思います。
「ハーフ=美形」というイメージによる残念感
ジャニーズ系にはアジア系ハーフ・クォーターの方が意外と多く、ファンであれば詳しい方なども居るのではと思います。
ヨーロッパ系で無くとも、「ハーフ=美形」というイメージが一層強くなる感がありますが実際、そこまで美形率が高いかと言われると微妙では無いでしょうか。
フィリピン系であれば美形率は幾らか高いのではと感じますが、中国・韓国は殆ど日本人と見た目的に変わる事など無いので前述の図式には全くあてはまりません。というかむしろ残念扱いされてしまいます(笑)
世代によっては冷遇される事も…悲惨なパターンとしてのハーフ
今の時代、日本に外国人が居るという事はさほど珍しくもありません。(余程の田舎などは除きますが…)
私の仲良くしていた先輩は、父がオーストリアで母が日本人という理想の血統を持ったハーフの方が居ますが学校での行事(運動会など…)の時は、他生徒の父兄方からの目線を感じるのが本当に嫌だったと散々聞かされました。
確かにその通り、世代によっては外国人というだけで物珍しげな目線で見る事だってあると思います。
また、そのルックスからか「あまり日本語を話せない人」だと思われてしまう事も多いとの事でした。
その方も育ちは日本で、日本語以外は話せないとの事でしたが…長年の劣等感に耐え切れず、遂には就職後に自分で英会話教室に通い出したそうです(笑)
やはりハーフ相手に「何か外国語でしゃべってみてくれない?」という要望がいかに多く大変かという事がわかりますよね。
特に幼少期などは学校でバカにされる事が多かったらしいです…。
最後に…
私の場合、見た目が日本人というお蔭なのですがルックス的な問題(職務質問される、日本語が出来ないと思われる…)などの事はありませんでしたからその点ではある意味良かったのかも知れませんね。
ですが世の中の「ハーフ=優れている」の図式には正直ウンザリしてしまいます。
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